|
1)合同礼拝の歴史
預言者が合同礼拝を行ったのは、ヒジュラ後です。マッカにおける13年間、彼が合同礼拝を行うことはありませんでした。というのも、当時サハ−バ(教友)たちが弾圧されていたという事実があるからです。ですから、彼らは家の中で礼拝を行っていたのでした。預言者はヒジュラ後、合同礼拝を行い、それを続けました。
2)合同礼拝による効果
イスラームという柱はムスリム同士がお互いに知り合うこと、彼らの兄弟愛、協力のうえに成り立っています。現世がどれだけ、ムスリム同士を引き離しても、1日5回の礼拝を合同ですることによって、ムスリムたちはお互いを隔てる壁をとりのぞくことができます。
3)ムクタディー(模倣する者)の条件
1-ムクタディーがイマームの礼拝の無効を知らないこと、また、そう確信しないこと。
たとえば、二人ともキブラの方角を知らず、それぞれ違う方角を主張する場合、片方は、もう片方について、礼拝をすることはできない。
2-イマームがファーティハを正しく読めず、ムクタディーが読める場合、ムクタディーはそのイマームについて礼拝できない。
3-女性のイマ−マの場合、そのうしろで男性が礼拝することはできない。
4)イマームが持つべき特質
より法的なことを知っており、よりクルアーンを正しく読む者、より誠実な人、より年配な人。その他のことは問題にはなりません。
5)イクティダー(模倣)の仕方
1-ムクタディーはイマームより前に出ないこと。(女性のイマ−マは足一歩分だけ前に出る。これは彼女の動きを見るため。)ムクタディーは自分の列に他の人がいない場合、前の列からひとり、引っ張ってくることが望ましい。引っ張られる人はそのひとに協力すること。
2-イマームの後について礼拝をする。(2つの動き以上は遅れないようにする。)その際イマームより先に動き出さないようにします。
3-イマームの動きを知る。声を聞くか、姿を見る(前の列の)ことができること。
4-モスク以外の場で行う時、イマームとムクタディーの間に大きな壁やドアがないこと。
5-ムクタディーがジャマーア(集団)またはイクティダーを意図すること。これはタクビーラトゥルイフラームのときに行う。イマーム側のニーヤは義務ではない。
6)カダー
1-旅行または病気によってラマダーン中の断食をすべて行うことが出来なかった者は次の年のラマダーンがくるまでにカダーを行わなければなりません
2-怠けてそれを行うことが出来なかった者は罪を犯したことになります
3-高齢のため断食できない者・不治の病の者は、断食をせず、1日に付き600グラム、その土地で主食とされている穀物をサダカする
4-妊娠中・または授乳中の女性の場合、自分の体が心配で断食しなかった者は来年までにカダーを行う。また、乳児または胎児の発育が心配で断食しなかった者はカダーを行い1日に付き600グラム分のサダカを行う。
ラマダーン中のイフタールのカッファーラ(贖罪)
このカッファーラを行う原因:旅行中でない者がラマダーン中の断食を断食中であることを認識していてそれが禁じられていることを知りながら、性交することによって断食を解いたため。
カッファーラが課される者:上の原因のところで書かれたことを行った男性。(シャーフィイー派のみ)。ハナフィー派とマーリキー派はこの他に飲食によって断食を解いた場合もカッファーラが課される。
((カッファーラ))
1)信者の奴隷を解放すること
2)それが不可能な者は2ヶ月連続の断食(途中で止めた場合にはもう一度最初からやり直す)
3)それが不可能な者は60人の貧者に600グラムずつ食事を施す
備考:@ABの順番で課される。自分の好きなものを選んでよいわけではない。
7)スンナの断食
1-アラファの日(ズルヒッジャ9日)
2-アーシューラーとタースーアーの2日間(ムハッラム9日と10日)
3-月曜日と木曜日
4-毎月13、14、15日(ヒジュラ暦)
5-シャウワール月の6日間
注:スンナの断食はいつでも止めたい時に止めてよい。カダーを途中で止めるのはハラ―ム。
8)マクルーフまたはハラ―ムの断食
マクルーフの断食
1-金曜日のみの断食 2-土曜日のみの断食
3-断食をし続けること
ハラ―ムの断食
1-イードルフィトルとイードルアドハ―の2日間
2-ズルヒッジャ11、12、13日
3-ラマダーン一日目としてシャアバーン30日に断食すること
9)イアティカーフ
特別なニーヤをもって、モスクにとどまること。イアティカーフを行うことはスンナです。特にラマダーン月、またその最後の10日間はイアティカーフを行うことが好まれます。
イアティカーフを行う条件
・ニーヤ
・タハーラ
・モスクにとどまること。
イアティカーフ中好まれること
1-ズィクル・クルアーン読誦・学習などを行う
2-断食を行う
3-金曜礼拝が行われるモスクでイアティカーフを行う
4-よい言葉をのみを話す。(悪口・陰口・うわさ・ムダ口を話さないようにする。)
イアティカーフ中好まれないこと
1-悪い血を抜くこと
2-編物をしたり縫い物をしたりなどの作業をおこなうこと
3-物の売買をすること
イアティカーフを無効にするもの
1-性交
2-必要ないにもかかわらずモスクから出ること
3-背信(リッダ)・酔うこと・発狂
4-月経・悪露
*合同礼拝の徳はイマームがサラ−ムを行う前に礼拝に参加したものにあたえられる。
*イマームがルクーウの姿勢の時に礼拝に参加したらそのぶんは繰り返す必要はない。
*合同礼拝からはなれて一人の礼拝を途中からする場合はニーヤをすること。
 
|