東京モスク・金曜礼拝のホトゥバ

 

 

 
FRIDAY KHUTBA OF TOKYO CAMII
2004年11月26日
テーマ:浪費

ムスリムの皆様。
イスラームの教えが、安らぎに満ちた人生の為に備えている原則の一つが、倹約と、節度を保つことです。倹約すること、節度を守ることは、飲み食い、会話、出費、そしてこれらに類似するあらゆることにおいて指針となります。これに相反するものが、浪費です。崇高なるアッラーは、成熟したムスリムの特質について次のように仰せられておられます。「また(財貨を)使う際に浪費しない者、また吝嗇でもなく、よくその中間を保つ者。」
(識別章第67節)

親愛なるムスリムの皆様。
アッラーから私たちに与えられた、生命、健康、連れあい、子供、地位、財産、富といったものは全て、私たちに信託として下されたものです。だから、これらの恵みを浪費したかどうか、さらにはどこで誰の為に費やしたかということにおいて、私たちは勘定を問われることになります。この件については次のように啓示されています。「その日あなたがたは、(現を抜かしていた)享楽に就いて、必ず問われるであろう。」(蓄積章第8節)

預言者ムハンマド(彼の上に平安あれ)は、「最後の審判の日、人は、生涯をどこで費やしたか、行なった事業はどのような意志で行なったのか、どのように利益を得て、どこで出費をしたのか、健康をどこでどのように生かしたのか、ということを問われることなく、アッラーのもとから離れることはない。」とおっしゃられておられます。

親愛なるムスリムの皆様。
私たちはムスリムとして、浪費を避けなければなりません。ただ、私たちは、ごみとして放棄される食べ物から始まって、天然資源、電気、水、そして時間に至るまで、あらゆる点において浪費を行っています。浪費は、崇高なるアッラーが私たちに与えられた恵みに対する恩知らずな振る舞いであり、敬意の欠如でもあります。倹約は、恵みに対する敬意と感謝を行為で示すものです。だから、浪費について注意を払いましょう。他の人たちにも注意を呼びかけましょう。子供たちにもこの認識をもたせるようにしましょう。資源や力は無限ではないということを忘れてはなりません。そして今日、これらの価値はさらに高まってきているのです。

フトバを、次の章句で締めくくりたいと思います。夜の旅章第26節及び27節です。
「近親者に、当然与えるべきものは与えなさい。また貧者や旅人にも。だが粗末にしてはならない。浪費は本当に悪魔の兄弟である。悪魔は主に対し恩を忘れる。」

 

 

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