東京モスク・金曜礼拝のホトゥバ

 

 

 
FRIDAY KHUTBA OF TOKYO CAMII
2004年9月17日
テーマ:教育、しつけの重要性

ムスリムの皆様。
イスラームの教えは、学術的なことや知識といったものに十分な価値を置き、また、知識を得るための合法的手段を認めているものです。学ぶことにおいては、時、立場、年齢といった境界を定めてはいません。老若男女皆、学ぶことを命じ、人生のそれぞれの段階、それぞれの場面において、各人の状況や立場に応じた知識を得ていくことを求めています。

兄弟姉妹の皆様。
イスラームにおいて、知識を得ること、教えることは、イバーダと認められています。知識が人を高めると言うことが、クルアーンでは以下のように説かれているのです。「アッラーはあなたがたの中信仰する者や、知識を授けられた者の位階を上げられる。」 (抗弁する女章第11章)

「知っている者と、知らない者と同じであろうか。」 (集団章第9節)
「だが知識ある者の外は、これを理解しない。」 (蜘蛛章第43節)
「アッラーのしもべの中で知識のある者だけがかれを畏れる。」 (創造者章第28節)

預言者ムハンマド(彼の上に平安あれ)も、「知識を求めて道をたどる者に、神は天国への道を易しくし給う。」とおっしゃられておられます。

ムスリムの皆様。
私たちの次世代、子供たちは、私たちへの信託です。次世代がいい教育を受けること、品性ある人としてしつけられることは、彼らの権利であると同時に、私たちの重要な義務でもあります。あらゆる段階に応じた教育を保障することは、社会の義務なのです。

新しい学期の始まりにおいては、私たちの子供たち、若者たちの教育を受ける権利をもう一度振り返らなければなりません。彼らが、彼ら自身にとって、その家族にとって、周囲の人々にとって、国にとって、そして人類にとって益のある人たちとして育つことは、適切な教育によって可能になるのだ、ということを忘れてはいけません。預言者ムハンマド(彼の上に平安あれ)は、子供を産んだ者がその子に遺すことのできる最良の事柄とは、良い形で育てることである、とおっしゃられておられます。

親愛なるムスリムの皆様。
個人的、もしくは社会的水準において、知識を得るための道を開き、その障害となるものを取り除くよう、私たちは努めましょう。男女を問わず、私たちの子供たち、若い世代が学ぶことが出来るよう、あらゆる可能性を追求しましょう。明るい未来は、今日、信仰を持ち、知識や品性を身につけ、礼儀正しい子供たちを育てることにかかっているのだ、ということを忘れてはいけないのです。

 

 

東京モスクへ戻る

 

 

前のページへ

次のページへ