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FRIDAY KHUTBA OF TOKYO CAMII
2004年9月03日
テーマ:人間が求める安らぎ
ムスリムの皆様。
完全な形で創造され、神の真実を見、それを身につけ、従うことに責任を負う人間は、今日、いかなる状態であり、また何に到達しようとしているのでしょうか。どういう風に頭を働かせているのか、どこへ向かっているのか、あるいはどこへ運ばれようとしているのか理解しているのでしょうか。
人間は、まるでまじないにでもかけられたかのように、雑然とする中を進み、やすらぎや幸福を求めています。でも残念なことに、求めるものに到達することが出来ないでいるのです。人を人たらしめる価値ある要素はどこへ行ってしまったのでしょう。それらの要素への結びつきはどこへ行ってしまったのでしょう。
一方には辛酸をなめる人々、もう一方にはそれらの人々を気にすることもなく笑い、快楽にふける人々。私たちはあたかも、闇に包まれた世界で生きているようです。私たちの上を、うぬぼれ、思い上がり、そして執着という雲が覆っていて、空を見ることが出来ないのです。
生命が、そして私たちの生命もが、太陽と結びついているものであることは知っていても、そんなものは必要としていない、と私たちは言っているのです。恵みがアッラーからもたらされるものであることを知ってはいても、アッラーに従うことは出来ずにいるのです。
私たちが生きる世界で、皆が不満を持っています。個人、家庭、社会それぞれにおいて人は不穏な状態であり、結果、離婚、婚外交渉、自殺といったものに至ります。これらは人々の最大の問題として解決が待たれており、残念なことに解決法は見出されずにいるのです。
ムスリムの皆様。
やすらぎと幸福を得るためには、クルアーンという太陽を持ち、預言者ムハンマドという導き者を擁し、物質がはかないものであって、魂や精神こそが根本的なものである、ということが認められている世界へ向かいましょう。この世界で人は皆兄弟なのです。アッラーは、部屋章第10節において、
「信者たちは兄弟である。だからあなたがたは兄弟の間の融和を図り、アッラーを畏れなさい。必ずあなたがたは慈悲にあずかるのである。」と仰せられています。兄弟としての結びつきは、この世において信仰のしるしであり、天国においてはそこへ入るための媒介です。預言者ムハンマド(彼の上に平安あれ)は、
「アッラーに誓って言う。あなたがたは信仰しなくては天国に入ることが出来ない。互いに愛し合わなくては真に信仰したことにはならない。」とおっしゃられています。
クルアーンという太陽を持つ世界において、アッラーと使徒が教えられた原則は受け入れられます。全ての物事の真髄に、アッラーのご満悦があります。憎悪、うぬぼれ、飲酒、ギャンブルはそこには存在しません。なぜならその世界においてあらゆる悪い習慣は禁じられたものであるからです。進むべきは、アッラーの定められた道です。その世界において支配しているのはアッラーと使徒であられます。婦人章第59節においてアッラーは以下のように仰せられておられます。
「あなたがた信仰する者よ、アッラーに従いなさい、また使徒とあなたがたの中の権能をもつ者に従え。あなたがたは何事に就いても異論があれば、アッラーと終末の日を信じるのなら、これをアッラーと使徒に委ねなさい。それは最も良い、最も妥当な決定である。」
クルアーンという太陽を持つ世界では、アッラーへの服従が存在します。人と人とのつながりにおいて、アッラーへの愛情が基盤となっています。これは崇高な信心、生き方です。求められる安らぎ、幸福はここにあるのです。クルアーンという太陽を持つ世界とは、イスラームです。安らぎと幸福はイスラームに存在するのです。
 
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