東京モスク・金曜礼拝のホトゥバ

 

 

 
FRIDAY KHUTBA OF TOKYO CAMII
2004年6月11日
テーマ:天地と人間

ムスリムの皆様。

この世界の万物を創造された偉大なるアッラーの存在は、今日の科学において、否定することがかなわない一つの真実です。なぜなら人間それ自体の存在、脳、心臓、目、耳、舌、呼吸、これらはアッラーの存在の明らかな根拠であるからです。


そしてアッラーのお言葉である聖クルアーンにおける、これから私が読む神聖なメッセージが、このことを明らかに示しています。そして人々を、熟考や服従へと招いているのです。あらゆる存在、生のあるもの、生のないもの全ての存在は一つの意図によって創造されたものなのであるということは既知の事実なのです。


イムラーン家章第190節においてアッラーは「本当に天と地の創造、また夜と昼の交替の中には、思慮ある者への印がある。」と仰せられておられます。


雌牛(アル・バカラ)章第164節では「本当に天と地の創造、昼夜の交替、人を益するものを運んで海原をゆく船の中に、またアッラーが天から降らせて死んだ大地を甦らせ、生きとし生けるものを地上に広く散らばせる雨の中に、また風向きの変換、果ては天地の間にあって奉仕する雲の中に、理解ある者への(アッラーの)印がある。」とされています。圧倒的事態(アル・ガーシヤ)章第17節から20節においては「かれらは骼駝に就いて、如何に創られたかを考えてみないのか。


また天に就いて、如何に高く掲げられたか、 また山々に就いて、

如何に据え付けられているか、また大地に就いて、如何に広げられているかを。」と述べられています。


出来事(アル・ワーキア)章第57節から61節においては「われはあなたがたを創った。あなたがたはどうして真実を信じようとしないのか。あなたがたは、あなたがたの射出するもの(精液)に就いて考えたか。それを創ったのはあなたがたなのか、それともわれがその創造者であるのか。われは、あなたがたに死(期)を定めた。われは、決して)出し抜かれたりすることはない。だがわれは同類の者で取り替え(世代の交替)、またはあなたがたが知らない(他の形態の)ものに、あなたがたを創(り変え)る。」と仰せられておられます。


また巡礼(アル・ハッジ)章第74節では、「かれらは、アッラーの真価の程を評価していない。本当にアッラーは強大にして偉力ならびなき御方である。」と述べられています。


ムスリムの皆様。

ここで私がお読みした章句は、私たち人間を熟考へと導き、またその結果として警告を受け止めなければならないものです。健全な知恵をもって熟考し、教訓を得るべきです。


真のやすらぎと幸福を見出す人々とは、天において,そして地において比類のない均衡、芸術的作品を見出し、真の所有者をその作品から熟考し、服従する人々、そしてそれによって信仰と崇拝行為のもたらす精神的やすらぎに至ることができた人々のことなのです。

 

 

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