東京モスク・金曜礼拝のホトゥバ

 

 

 
FRIDAY KHUTBA OF TOKYO CAMII
 

2004年5月14日
テーマ:クルアーンと聖イーサー

ムスリムの皆様。

偉大なるアッラーは、人々を導き、神の真実を解き明かし、存在の理由や神意を伝える為に、無数の預言者を遣わされました。これらの預言者のうちの最初が聖アーデムであり、最後が、聖ムハンマドなのです。


この無数の預言者たちのうちの一人が、聖書という神聖な書が与えられた聖イーサーです。エルサレム近郊で、父の存在なしに聖マリヤムから誕生した聖イーサーの、この誕生のあり方はアッラーの奇跡の一つです。
マリヤム章16節から22節において、この事項が以下のように説明されています。

「またこの啓典の中で,マルヤム(の物語)を述べよ。かの女が家族から離れて東の場に引き籠った時,かの女はかれらから(身をさえぎる)幕を垂れた。その時われはわが聖霊(ジブリール)を遣わした。かれは1人の立派な人間の姿でかの女の前に現われた。


かの女は言った。『あなた(ジブリール)に対して慈悲深き御方の御加護を祈ります。もしあなたが,主を畏れておられるならば(わたしに近寄らないで下さい)。』かれは言った。『わたしは,あなたの主から遣わされた使徒に過ぎない。清純な息子をあなたに授ける(知らせの)ために。』かの女は言った。『未だ且つて,誰もわたしに触れません。またわたしは不貞でもありません。どうしてわたしに息子がありましょう。』かれ(天使)は言った。『そうであろう。(だが)あなたの主は仰せられる。『それはわれにとっては容易なことである。それでかれ(息子)を入びとへの印となし,またわれからの慈悲とするためである。(これは既に)アッラーの御命令があったことである。』』こうして,かの女はかれ(息子)を妊娠したので,遠い所に引き籠った。」


クルアーンの表現によると、アッラーの観点からの創造という点で、聖イーサーの状況は聖アーデムの状況のようです。この点について、イムラーン家章第59節及び60節では以下のように述べられています。「イーサーはアッラーの御許では、丁度アーダムと同じである。かれが泥でかれ(アーダム)を創られ、それに『有れ。』と仰せになるとかれは(人間として)存在した。真理はあなたの主から(来る)。だから懐疑の徒の仲間となってはならない。」


ムスリムの皆様。

イーサーが揺り籠にいる時、奇跡として話をしたと言うことが、マルヤム章27節から34節において以下のように語られています。

「それからかの女は、かれ(息子)を抱いて自分の人びとの許に帰って来た。かれらは言った。『マルヤムよ、あなたは、何と大変なことをしてくれたのか。ハールーンの姉妹よ、あなたの父は悪い人ではなかった。母親も不貞の女ではなかったのだが。』そこでかの女は、かれ(息子)を指さした。かれらは言った。『どうしてわたしたちは、揺籠の中の赤ん坊に話すことが出来ようか。』(その時)かれ(息子)は言った。『わたしは、本当にアッラーのしもベです。かれは啓典をわたしに与え、またわたしを預言者になされました。またかれは、わたしが何処にいようとも祝福を与えます。

 

また生命のある限り礼拝を捧げ、喜捨をするよう、わたしに御命じになりました。またわたしの母に孝養を尽くさせ、高慢な恵まれない者になされませんでした。またわたしの出生の日、死去の日、復活の日に、わたしの上に平安がありますように。』そのこと(イーサーがマルヤムの子であること)に就いて、かれら(ユダヤ教徒、キリスト教徒)は疑っているが本当に真実そのものである。」


ムスリムの皆様。インシャッラー、このテーマは来週にも続けます。

 

 

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