東京モスク・金曜礼拝のホトゥバ

 

 

 
FRIDAY KHUTBA OF TOKYO CAMII
 
2004年3月12日
テーマ:イスラームは人間の天性に適した教えである

親愛なるムスリムの皆様。

私たちが属するイスラームの教えは、人間の健全なあり方、創造に適した、神聖な教えです。別の表現を用いるならば、人は、あらゆる点においてこの教えを受け入れるにふさわしい状態に創造されたのです。


この事実は、ビザンチン章第30節で次のように説明されています。
「それであなたはあなたの顔を純正な教えに、確り向けなさい。アッラーが人間に定められた天性に基づいて。アッラーの創造に、変更がある筈はない。それは正しい教えである。だが人々の多くは分からない。」


アッラーの使徒(かれの上に平安あれ)は、あるハディースで、「生まれてくる者は全て、イスラームの天性にふさわしく生まれてくる。」という表現により、この世に生まれてくる全ての人が、イスラームを受け入れるのにふさわしい形で誕生するのだということを語られています。


全ての人は、その創造においてムスリムであり、唯一の神を信仰します。「アーダムの子孫の腰からかれらの子孫を取り出され」、アッラーが「われはあなたがたの主ではないか。」と仰せられ、その時かれらが「はい、私たちは証言いたします。」と申し上げたことが、高壁章第172節では語られています。


親愛なる兄弟の皆様、創造の深遠なる詳細を示しているこの出来事は、偉大なアッラーを否定すること、もしくはアッラー以外の神が存在すると見なすことといったような行動が、人間の本来のあり方に反するものであり、後天的に形成されたものであることを明らかにしているのです。


人の天性に適した教えとは、唯一の神への信仰をとく教えであり、イスラームです。適したものであるということの特性は容易さ、簡明さであり、これらの特性をもつ教えこそが天性に適した教えであり、すなわちイスラームなのです。


イスラームは全ての人を対象とし、あらゆる点において地と論理に重きを置き、最も簡明で、最も絶対的な信仰を包含する教えがイスラームであることは、疑う余地もありません。


この点については、西洋の学者、知識人たちも承認しています。


ドイツの偉大な思想家、詩人であるゲーテは、イスラームの教えを研究し、高揚し、「もし、イスラームがこのようなものであるならば、私たちは皆ムスリムなのだ。」と語っています。イギリス貴族のへドリーは、イスラームについての考察を長年行なったことを明らかにした上で、「ヨーロッパで最高の思想家たちが集まり、預言者へ下された啓典、純正さに裏打ちされた教えを彼らが求めるとすれば、簡明さや偉大さがあらゆる疑念を超越しているイスラームだという点で意見を一致させるだろうと確信している。人の知性、心、思いに呼びかけ、あらゆる煩雑さと無縁であるこのような教えを持つことができることは一つの恵みではないだろうか。イスラームの簡明さ、壮麗さを理解して以来、雲と闇に包まれた回廊から抜け出て太陽の光に遭遇したようだ。」と語っています。


ムスリムの皆様。

イスラームの教えは、今日の知の発展の段階よりもなお、崇高な教えなのです。

 

 

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