東京モスク・金曜礼拝のホトゥバ

 

 

 
FRIDAY KHUTBA OF TOKYO CAMII
 
2004年3月5日
テーマ:万物と人間

ムスリムの皆様。

万物を無から存在させられ、その存在をもお知らせになられた偉大なアッラーの存在と唯一性、偉大性は、知識やテクノロジーを前にして否定が不可能な一つの真実です。


人間の自らの存在、考える脳、動き続ける心臓、ものを見る目、聞く耳、話す舌、呼吸のそれぞれが、アッラーの存在を知らせているのです。つまり、この全宇宙のあらゆる微粒子、天球がアッラーの存在を知らしめているのです。


学者たちも、宇宙の存在、物質の動き、変化、宇宙の均衡、そしてあらゆるものが一明らかな意図にそくして創造されていることなどから、アッラーの存在と唯一性を証明しているのです。


人間がそれに類似したようなものを作り出すことができない、そしてこれからもできないであろうことが絶対的に確実である聖クルアーンにおいても、これから私が紹介する神聖な通告が、このテーマを明確な形で示しており、人を熟考と承認へと招待しているのです。


熟考する人は以下の事項をよく理解するでしょう。すなわち、全宇宙における、生命を持つ、あるいは持たない、目に見える、あるいは見えない全ての被造物の世界は後から、そしてある意図にそくして創造されたのです。


雌牛章第164節では


「本当に天と地の創造、昼夜の交替、人を益するものを運んで海原をゆく船の中に、またアッラーが天から降らせて死んだ大地を甦らせ、生きとし生けるものを地上に広く散らばせる雨の中に、また風向きの変換、果ては天地の間にあって奉仕する雲の中に、理解ある者への(アッラーの)印がある。」と述べられています。

 

圧倒的事態章第18,19,20節においては


「また天に就いて、如何に高く掲げられたか、また山々に就いて、如何に据え付けられているか、また大地に就いて、如何に広げられているかを。」と、仰せられておられます。


出来事章第57,60,63,64,74の各節では、


「われはあなたがたを創った。あなたがたはどうして真実を信じようとしないのか。われは、あなたがたに死(期)を定めた。われは、(決して)出し抜かれたりすることはない。あなたがたは、あなたがたが耕す(畑の)ことを考えたか。あなたがたがそれ(植物)を育てるのか、それともわれが育てるのか。またあなたがたの飲む水に就いて考えたか。だから偉大であられるあなたの主の御名を讃えなさい。」とされています。巡礼章第74節では
「かれらは、アッラーの真価の程を評価していない。本当にアッラーは強大にして偉力ならびなき御方である。」と啓示されています。


ムスリムの皆様。真の平安や幸福を見つける人とは、天と地の、比類すべきもののない芸術性と均衡を目にし、財産の所有者をその作品から熟考し、心の安らぎを得た人なのです。あなた方が、この世界とあの世界の双方で、この幸福に至る人たちとなることを願っています。

 

 

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