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FRIDAY KHUTBA OF TOKYO CAMII
2003年12月19日
テーマ: イスラームと信仰と善行
ムスリムの皆様。
イスラームは信仰と、宗教的実践の教えです。一つは人の心に関わるもの、もう一つは、この信仰を礎とし、人がその体で実行する善行です。信仰と善行はそれぞれがお互いを強めあう基盤です。
イスラームの教えにおいて、信仰と善行とのあり方は、日光と太陽、バラの香りとバラのあり方に似ています。すなわち、太陽のある所ではあかりがあり、バラのある所ではバラの芳香があるように、信仰と善行も同様で、果実が枝と結びついているようにこれらもお互いに結びついているのです。
ムスリムの皆様。
聖クルアーンにおいて、信仰について語られているところでは必ず、善行についても触れられています。イスラームでは信仰は基盤であり、その他のあらゆる善行はこの基盤から芽生え、この基盤を基にするものであるからです。クルアーンでは、信仰と善行は共に、そしてどの人にも理解できるような形で説明されています。
アル・バカラ 第25節でアッラーは、 「信仰して善行に勤しむ者たちには、かれらのために、川が下を流れる楽園に就いての吉報を伝えなさい。」と、
またアン・ナフル 第97節では、 「誰でも善い行いをし(真の)信者ならば、男でも女でも、われは必ず幸せな生活を遅らせるであろう。」と、
またアル・バイイナ 第7節では、 「だが信仰して善行に勤しむ者たち、これらは、衆生の中最善の者である。」と、語られています。
ムスリムの皆様。
太陽が、その光と熱で、植物や生き物たちの存在、そしてその生を支えているように、信仰も、人の心を照らしその結果として人は善行に勤しむようになります。「アッラーの外に神はなく、ムハンマドはその使徒である」と宣言するイスラームは、一方で心を輝かせる信仰があり、もう片方に、信仰から生まれる善行があるのです。
善行は次の三つに分類できます。
A− イバーダ:しもべが、その創造主であるアッラーに対して義務として行うべき、しもべとしてのつとめ。
B― 社会との関わりと行動:人々がお互いに対して責任を負っている、立派で役立つ関わり合い。
C− 人の我欲や集団の規範に関わる、道徳的な規則。
クルアーンにおいて、「善行」と表現されている振る舞いは、次の三つの基本を含んでいます。三つの基本とは、信仰を源としているということ、信仰の基本に適しつつ、人間の生き方を素晴らしいものとすること、それを把握するものであること、です。正常な思考能力を持つ全ての人が、イスラームの教えのこの真実を、信仰とその実践という面で実行する義務を負います。なぜなら預言者ムハンマド(かれの上に平安あれ)は、全ての人々にとっての預言者であられるからです。
このことについてはアル・アアラーフ第158節で以下のように説かれています。
「言ってやるがいい。『人々よ、私はアッラーの使徒として、あなたがた凡てに遣わされた者である。天と地の大権は、かれのものである。かれの外に神はなく、かれは生を授け死を与える御方である。だからアッラーと御言葉を信奉する、文字を知らない使徒を信頼しかれに従え。そうすればきっとあなたがたは導かれるであろう。』」


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