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FRIDAY KHUTBA OF TOKYO CAMII
2003年12月5日
テーマ:イスラームにおける人権
アル・フジュラート第11節および12節において、以下のように啓示されています。
「信仰する者よ、或る者たちに外の者たちを嘲笑させてはならない。それら(嘲笑された方)がかれらよりも優れているかも知れない。女たちにも外の女たちを(嘲笑させては)ならない。その女たちがかの女たちよりも優れているかも知れない。そして互いに中傷してはならない。また綽名で、罵り合ってはならない。
信仰に入った後は、悪を暗示するような呼び名はよくない。それでも止めない者は不義の徒である。」「信仰する者よ、邪推の多くを祓え。本当に邪推は、時には罪である。無用の詮索をしたり、また互いに陰口してはならない。死んだ兄弟の肉を、食べるのを誰が好もうか。あなたがたはそれを忌み嫌うではないか。アッラーを畏れなさい。本当にアッラーは度々赦されるお方、慈悲深いお方であられる。」
ムスリムの皆様。アッラーが、完全なるものとして創造された人間の存在においては、特別な意義、特別な価値があります。アル・イスラーウ第70節において、人間の誉れと優位が明らかにされ、アッラーのご観点からのその位置と、この世界における状況が示されています。
「われはアーダムの子孫を重んじて海陸にかれらを運び、また種々の良い(暮し向きのための)ものを支給し、またわれが創造した多くの優れたものの上に、かれらを優越させたのである。」
人がその生涯を、尊厳を失わずに生きていくために、放棄することができないと認められるいくつかの権利があります。教え、命、知、名誉、財産の保障などがこういった権利の先頭にくるものです。こういった権利は、イスラームにおいて、放棄され得ない基本的な価値と規定されているものです。イスラームが人々に保障しているこの権利は、侵害することができません。宗教、性別、人種などに関わらず、侵害できないのです。
ムスリムの皆様。人の生涯に重要性をおくイスラームは
「人を殺した者、地上で悪を働いたという理由もなく人を殺す者は、全人類を殺したのと同じである。人の生命を救う者は、全人類の生命を救ったのと同じである(と定めた)。」としています。アル・マーイダ 第33節で。
預言者ムハンマド(かれの上に平安あれ)は、人々の命、財産、名誉が神聖なるものであり、あらゆる侵害から守られるものであることを、全ての人々に宣言されておられます。人の権利について私たちに繰り返し忠告されておられるアッラーの使徒(SAV)は、人々に、人の権利を尊重することを助言され、その権利を有する人が許さない場合はアッラーによっても許されないであろうことを明らかにされておられるのです。
さらに、預言者ムハンマド(かれの上に平安あれ)は、ムスリムにとって、そして人類にとって重要な存在である別れの説教において、
「人々よ。信託はその持ち主に戻しなさい。圧制を行ってはならず、また圧制を受けてはならない。血族間で敵討ちをしてはならない。女性の権利を守りなさい。
他人の権利を侵害してはならない。認識しなさい。あなたがたの神は唯一であられ、父も同一である。あなたがたは皆アーダムの子孫であり、アーダムは土から創造されたのだ。アッラーのご視点においてあなたがたのうち最も価値ある者は、アッラーを最も敬う者である。」と仰せられたのです。
ムスリムの皆様。よく認識しなければいけないことは、人間の安らぎ、幸福、信用関係、平和を、預言者ムハンマド(かれの上に平安あれ)は15世紀前に全ての人々に向けて語られておられていたということ、人の生涯が、根本的な重要項目であるこれらの基本に結びつき、これらを実行することによって可能になるのだということです。そうでなければ、物質や、無慈悲さ、利己主義、憎悪、固執が支配している今日の世界では、平安や平和は望むべくもないのです。それを語ることができたとしても、説得力のあるものにはなり得ないのです。
 
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