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私は動植物の生態や自然に関するTV番組を見るのが好きだ。それらをみていると、生きものの習性について、またこの世界が実にバランスよく創られていることの不思議さを感じる。
人間の体のしくみもまた然りである。消化器、呼吸器、循環器などそれぞれに相関関係があり、その精巧なつくりと働きは見事なまでに驚異的だ。
最近、妊娠、出産、育児を通して、つくづく人間の体はよく創られているな、まさに神秘だと感じる。特に女性はこれらの体験を通して、実際に体が変化していくので、この神秘を実感しやすいと思う。
例えば、妊娠するとつわりが起き、嗅覚が敏感になり、食べ物の好みが変わったりする。しだいにお腹が大きくなり、胎動を感じると、確実にお腹の中で命が育っている喜びを実感する。そして子への慈しみの気持ちがうまれてくる。妊娠末期には大きいお腹で膀胱が圧迫されるので夜中に何度もトイレに起きるようになるが、それすらも、赤ちゃんが生まれてから授乳で夜中に起きることが苦にならないようにと、体が赤ちゃんとの生活に適応するための準備でもあるのかな、と感じたりもする。
出産後しばらくすると母乳が出てくるようになるが、それも自らの意志で出てくるのではなく、ホルモンの働きで自然に出るような体のしくみになっている。初乳は山吹色のようにあざやかな黄色だ。それもこの時期に必要な栄養や免疫物質が豊富に含まれているようで、特別な意味もあるらしい。日がたつにつれて色はだんだん白くなっていくが、砂糖を入れているわけでもないのに、母乳はほのかに甘い、そして赤ちゃんが飲みやすい温度であたたかい。何で甘いのかな、と不思議に感じる。そして赤ちゃんが必要な期間が終わると、母乳も出なくなる。
赤ちゃんが泣くと、おっぱいも張ってくるから不思議だ。片方のおっぱいを飲ませると、もう片方からもツツツーッとおっぱいがあふれてくる。赤ちゃんとの関わりの中で、母親は赤ちゃんが何で泣いているのか、お腹がすいているのか、おむつか、寂しいのか、眠いのか、を泣き声で判断できるようになってくる。
赤ちゃんは生まれてすぐに、誰に教えられるのでもなく、息をし、おっぱいに吸い付く。生きていくための最低限必要な能力は生まれながらにして持っている。そしてこの世界には人間が生きていくために必要とするものの全てが用意されている。
しかしながら、赤ちゃんは世話をしてくれる人がいなければ自らの力では生きていけない。それを考えると、やはり、一番はじめに創られた人間は、アダムとイブのような成人した男女だったんだな、と思う。そうでなければ(少なくとも新生児ならば)生きることも、子孫を残すこともできないだろう。
人間の体の構造は人間がつくったロボットや機械とは比べものにならないほど精密、精巧に創られている。どれほど科学が進歩したところで、人間が何の媒介もなく生命そのものをつくることはできない。
生命を考えるとき、そこには神秘を感じる。人間の力をはるかに超えたもの、そして、人間やこの世界の全てを支配しておられる御方の存在に思いをはせることができる。
アッラーフ アクバル!!そして アルハムドリッラー!!
 
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